自宅葬のメリットとデメリット

葬儀の形式として、近年注目を集めている自宅葬。従来の葬儀会館での葬儀に比べて、より故人らしさを大切にした送り方ができる一方で、準備や運営の面で家族の負担も大きくなります。以下、おもなメリットとデメリットを紹介します。

これらの特徴を踏まえたうえで、ご家族の状況や故人の希望に合わせて判断することをおすすめします。

総合的なサポート体制

協同組合地域総合サービスセンターでは、葬祭専門のスタッフによる24時間365日の対応に加え、便利屋サービス部門との連携により、幅広いサポートを提供しています。これにより、以下のきめ細やかな対応が可能です。

• 通夜から火葬までの一括サービス提供
• 式場や祭壇など充実した設備の活用
• 必要なサービスを選んでカスタマイズ可能
• 火葬場への搬送から供物の準備まで対応
• 事後の遺品整理や清掃にも対応
• 急なご依頼にも迅速に対応

また、葬祭部門と便利屋サービスの一体運営により、費用面でも無駄を省いた明確な料金体系を実現。ご家族の状況や予算に合わせて、必要なサービスを組み合わせた最適なプランをご提案いたします。さらに、事後の手続きや整理作業まで一貫してサポートすることで、ご遺族の負担を最小限に抑えられます。

死亡届の提出と必要書類

岩国市で自宅葬を行う場合、まずは死亡届の提出が必要です。死亡届は亡くなられてから7日以内に市役所へ提出する必要があります。必要書類は以下のとおりです。

• 死亡診断書または死体検案書（医師発行）
• 届出人の印鑑と届出人の身分証明書

死亡届の提出と同時に、火葬場使用の申請も行います。葬儀社を通さず個人で手続きを行う場合は、事前に環境政策課（電話：0827-29-5100）への予約が必要です。

火葬場使用料金（市民の場合）は以下となります。

• 10歳以上：5,000円
• 10歳未満（死産児含む）：3,000円

なお、死亡届の提出は24時間受付していますので、夜間や休日でも市役所の宿直室で受け付けてもらえます。提出後は火葬許可証が発行されます。

火葬許可証の取得手順

火葬許可証を取得するには、市役所への書類提出が必要です。具体的には、医師が発行する死亡診断書と死亡届、そして火葬許可申請書の3点を提出します。申請の際は、申請者の印鑑と身分証明書を忘れずに持参しましょう。

提出先は、死亡した場所や故人の本籍地、あるいは故人が住んでいた場所のいずれかの市町村窓口で構いません。通常は申請書を提出したその場で火葬許可証が発行されますが、夜間や休日の場合は市役所の開庁時間内での発行となります。スムーズに手続きを進めるため、事前に受付時間を確認しておくことをおすすめします。

万が一、火葬許可証を紛失した場合でも再発行は可能です。ただし、死亡届を届けた人、故人の直系親族、祭祀継承者のいずれかであることが条件となります。

近隣への配慮事項

自宅葬を執り行う際は、近隣住民の方々への配慮が重要です。以下の点にとくに気を配りましょう。

また、玄関先の整理整頓や通行の妨げにならないよう動線の確保も大切です。

供物や生花の設置場所にも気を配り、ゴミ出しのルールは必ず守りましょう。とくに岩国市の住宅密集地では、近所付き合いを大切にする文化が根付いています。丁寧な事前説明と適切な配慮により、近隣トラブルを未然に防ぎましょう。

必要最低限のプランを選択

岩国市での葬儀費用を抑えるには、基本的なプランから選択することが重要です。

岩国市の協同組合地域総合サービスセンター「静流社のあじさい会館」では、火葬のみの直葬プランなら8万円（税込8.8万円）から、一日葬なら12万円（税込13.2万円）からと、比較的手頃な費用で執り行えます。これらのプランには、病院からの搬送（10km未満）、高級桐平棺、骨箱セット、セレモニースタッフ1名が含まれています。

また、生活保護受給者向けの福祉葬プランもあり、葬祭扶助制度を利用することで実質的な自己負担なく葬儀を行えます。必要に応じて生花や追加サービスを選択できますが、基本的なプランに絞ることで、費用を大幅に抑えることが可能です。

祭壇費用や会館使用料が無料のサービスを利用

岩国市の協同組合地域総合サービスセンター「静流社のあじさい会館」では、祭壇費用と会館使用料を無料とし、消耗品のみの費用でのセット価格を実現しています。

たとえば、家族葬19万円プラン（税込20.9万円）には、高級白木2段祭壇の使用料、あじさいの間の1泊安置料が含まれており、追加費用なく利用できます。

また、キッチンやバスルーム付きの控室も完備されており、ご家族の宿泊にも対応可能です。地域最安値を実現しながら、心のこもった葬儀を執り行えるため、予算を抑えつつも故人との大切なお別れの時間を持てます。

火葬場への搬送手配

火葬場への搬送には、おもに自宅から葬儀社（安置所）までの搬送と、安置所から火葬場までの2段階の移動が必要です。自宅からの搬送には寝台車を使用し、10kmまでは基本料金に含まれますが、それ以上の距離や深夜帯の場合は追加料金が発生します。安置所から火葬場までは霊柩車で搬送され、これは基本料金に含まれています。

岩国市の場合、協同組合地域総合サービスセンターと静流社のあじさい会館が同じ運営体制にあるため、便利屋を利用する際の寝台車や霊柩車の手配がスムーズに進められます。搬送時間の調整なども柔軟に対応可能で、ご遺族の随行車両の手配も承っております。

事後処理のサポート

お亡くなりになった後のさまざまな事後処理についても、便利屋では丁寧にサポートいたします。

便利屋では、ご遺族の精神的・身体的負担を少しでも軽減できるよう、きめ細やかな対応を心がけております。また、事後処理に関する費用については、作業内容に応じて明確な料金設定を提示していますのでご安心ください。