特殊清掃が求められるケース

・事故現場の清掃

孤独死により、遺体の発見が遅れ、お部屋で腐敗が進行している場合は特殊清掃が必要です。季節によって腐敗の進行スピードは異なり、夏場であれば2～3日、冬場であれば5～7日程度で腐敗が始まります。腐敗が進むと、体液が流れ出し、非常に強烈な死臭が発生します。その後、ハエやウジ虫、ネズミなどの害虫や害獣が大量に発生することもあるため、早めの清掃が必要となります。

・火災に遭った場合

小規模な火災であれば、燃えたものを処分するだけで元の状態に戻せるでしょう。しかし、半焼・全焼などの大規模な火災の場合は、特殊清掃が必要です。例えば、建物や家財が燃えたことで有害なガスが発生している可能性がある場合は、消毒が必要となります。

汚染物の除去

汚染物を分解できる特殊な洗剤を使用し、清掃を行います。床や壁に汚染物が染み込んでいる場合は、解体し汚染物を除去することも可能です。

悪臭除去

特殊清掃の重要な作業の1つが「悪臭除去」です。例えば、孤独死や自殺が発生した場合、遺体が長時間放置されたことで強烈な臭いが発生します。清掃業者は、専用の消臭剤を使用したり、特殊なコーティングを施したりして悪臭を除去します。

害虫駆除

ハエやゴキブリなどの害虫は衛生上の問題を引き起こすだけでなく、新たな病原体を運んでくるため、迅速かつ適切な駆除が必要です。特殊清掃業者は専門的な知識と経験を持っており、適切な駆除法を用いることで、短期間で害虫を駆除します。

リフォームや原状回復

特殊清掃というと、汚れや悪臭の除去を行うイメージが強いかもしれません。実はリフォームや原状回復を行う場合があります。床や壁に血液などが染み込んでいる、害虫によるダメージで建物自体が傷んでしまっている場合は、そのままでは住めない状態になるでしょう。そのようなときに、リフォームや原状回復を行い、再び安全に住める状態に戻します。また、粗大ゴミの処理も一緒に行うことで、より快適な生活空間を取り戻すことが可能です。

粗大ゴミの処理

ゴミ屋敷化した住居では、生ゴミなどはもちろん、家具や電化製品などの粗大ゴミも多く見られます。これらは、適切な方法での処分が求められます。便利屋は、粗大ゴミを適切に処分することが可能です。

遺品整理

特殊清掃に加え、便利屋に依頼したいもう1つのサービスが「遺品整理」です。亡くなった方の持ち物、すなわち遺品を整理する作業は、精神的に大変なだけでなく、適切な方法で行わなければならないため、専門の業者に依頼することをおすすめします。
感情的な負担を避け、適切な処分を行うためにも、特殊清掃と並行して遺品整理の依頼を考えてみてはいかがでしょうか。

特殊清掃とともに遺品整理や不用品の撤去をご希望の方は、協同組合地域総合サービスセンターのオンリー・ワンにご相談ください。お客様のご要望をもとに、適切なプランをご提案させていただきます。

警察への連絡

遺体を発見した場合、まずは警察に連絡します。また、遺体の腐敗が進んでいる場合は様々な病原菌が潜んでいる可能性がありますので、むやみに部屋に入らないようにしましょう。

業者への連絡・見積もり

警察による現場検証が行われている間に、業者へ連絡します。把握している状況を詳細に伝え、そのうえで見積もりを依頼しましょう。

契約

具体的な作業内容、日程、費用などを明確にした見積もりが作成された後、それに納得がいけば契約へと進みます。

作業の実施

特殊清掃の作業は、専門的な技術や知識が求められるでしょう。清掃業者は専用の器具や洗剤を使用して、悪臭の除去や汚れの洗浄、害虫の駆除に対応します。

作業完了・報告

特殊清掃の作業が完了した後は、部屋の状況をスタッフとともに確認します。